mogera
タイトル 牛の手習 (Raise)
「徒然河」
 昔々のことであるが、天竺の人が宝を買おう、と思い立った。その人は息子の見聞を広げよう、と長い旅であったが、気立ての良い一人息子を連れて出た。ついでに金の処置など教えてやらねばならぬと思い、ちょいとの小遣いのつもりで坊主に銭のいくらかを持たせることにした。その人が旅もすがら、商売の用事などでちょっとした町に逗留することとなった。
「おい、ちょっとばかしは遊んできてもよいぞ」とその人が言うなり、子供は金を具したままで宿を駆け出ていった。何分、これを買おう、あれを探しにゆこう、という定めも無しにふらりと旅に出るような男であるし、またこの子は幼くして清らかな心がけをしている物で、しかも賢明だと来ているから、金を使うなどとは思いもしなかった。
 実際この童も別段欲しいものなどはなく、町も一角の宿場町でしかなかった。ただ町には一本の細々とした河があって、童は銭をしゃんしゃんと鳴らさぬよう歩きながら、旅先の河のながれなどに目をやっては光の加減に戯れなどしていた。水鳥のやまかしく飛び立つ様など、普段見やったことのない童には物珍しく、手放しで大喜びをしていた。が、作法を知らぬ子、と思われてはいけないので、童はじっと、いかにも鳥獣の類になど感心なさげにわき目をやる程だった。
 しかし、町には、実際、如才ない売手というのは居るものだ。
 金のほんのわずかの音に、鳥売りが目を付けた。見れば聡明そうではあるがまだ子供、鳥売りは河原まで引いてきた車を開き、がやがやとわめきたてるだけが能のような、見目ばかりが麗しい飼鳥を童の前に見せつけてやった。
「おやおや坊ちゃん」鳥売りは妙に間延びした声で誘う。「お鳥はいかがですか」
 しかし、この坊ちゃんは金を初めて与えられた童らしく、むやみに無駄なものに手を出してしまうなどということもなかったし、鳥籠のいかにもな安普請などもすぐに見抜いたので、「いらないよ」と、水鳥に指をやりながら言った。「あそこに鳥が居るからね」
 それで鳥売りはようやくこの子が真に聡明であることが解ったので、車をわざわざ開いた骨折りに、気取られぬよう悪態を付き、河の下りへ猫背を消した。
 また今度は、飴売りが坊ちゃんに歩み寄った。飴売りは子供を引捕える術にも長けていたし、鳥売りの失敗も目に入れていたので、見せるだけではいけない、ときっちり心得ていた。「坊ちゃん坊ちゃん、おいしい飴玉ひとついかがですか、これならどんなときでもおいしいですよ、今ならおひとつただであげますよ」と誘った。坊ちゃんはははんと魂胆を見抜きながらも、表には素知らぬ顔をしながら、「食べてみて口に良ければひとつもらおう」と飴売りの手からひとつ受け取る。飴玉を手の上で転がすと、蜜の暗澹などがとろとろと輝いて、まことに心をくすぐることこの上無い。しかし坊ちゃんはこんなところで金を使ってはいけない、これは宝のための金なのだからと思い直し、飴玉を口に入れるなり、「ぺっぺっ、ひどい味だ、これはいけない」と文句を付け、飴売りも筋張った背を露地にやることになった。
 坊ちゃんが飴を噛むと、がり、がり、という小気味良い音がして、坊ちゃんは、とても、気持ちが良い。
 さらに今度は、笛売りがこの子から掠め取ってやろうとやって来た。笛売りもやはり前の二人の失敗を目にしていたので、見せるだけではいけない、さりとて甘くしたらつけ上がられる、と承知していた。そこで笛売りはぴいひょろろ、ぴいひょろろと、まがいなりにも笛に通じた人間らしく達者に吹き鳴らし、管弦などにひどく関心を持っている坊ちゃんの目を釘付けにした。しかし坊ちゃんが気を留めたとわかるやいなや、「ああいけません坊ちゃん。私の笛はただではありません」と、気を引くように盛り立てた一吹きの後に言う。「ああ、ききたいなあ、ききたいなあ」と、さしもの坊ちゃんも心奪われた様子で、さあ、もう一押し、とばかりに笛売り、ぴいひょろろ、ぴいひょろろ。「坊ちゃん坊ちゃん、この笛をお買い上げになってくれましたら、一緒に練習して、こんな吹き方も出来るようにしてさしあげましょう」ぴい、ぴろぴろぴろ、ぴぴい。それを買おうと、坊ちゃんが口を開きかけた刹那、がまがえる、ぐおおおおお、ぐおおおおと大声でがなり立てた。坊ちゃんは途端に手を叩いて喜び、笛吹きは負けじとぴいぴいぴい、ぴいひょろろろ、ぴいぴっぴ、と意固地な吹き方などしてしまい、坊ちゃんはようやくこの笛吹きが大した名手などではないと悟ったのだった。それで坊ちゃんは、さては、笛を教えてくれるというのも空言であったに違いないと思い、「お笛なんていらないよ」と笛吹きをはねつけた。それで笛吹きは、しょぼくれた笛を何本も吊り下げて、料理屋などの立ち並ぶ狭い露地に赴くことになった。
「ああ、お前はあの笛吹きの化けの皮をはがしてくれたのだな」と、坊ちゃんは水面に話す。坊ちゃんの言う通り、笛吹きのあんまりのあくどさを見かねたがまがえるは、清らかな坊ちゃんを不憫に思って、わざわざ大きな音で鳴いてやったのだ。それで坊ちゃんは謝恩の意を込めて、近くの魚屋から粗などもらってきては、がまがえるにやるのだった。がまがえるも蛙には珍しく真当な性根の持ち主であったから、もらっただけの粗をお行儀よくありつき、それ以上を性懲りもなくねだるなどということはなかった。
 がまがえるがぐおう、と一鳴きして、河原を泳ぎきっていってしまったので、坊ちゃんは町などぶらぶら歩こうかとも思いはしつつも、水面の光などにどうにも目が離せなくなる。どだい水というのは子供の領分だ。一刻一刻で変り身を重ね、異国情緒の緑などゆらゆらと滲ませる、浅い川底など、さらに藻のゆらゆらなど見ていると、坊ちゃんは時間に置き去りにされてしまいそうだ。
 川。
 坊ちゃんは、川というものに、ひどく不可思議で、口に出すのにはためられるようなものどもを見て取る。川というやつは、さらさらと流れているところもあれば、ざらりざらり、と押し込むように流れるもの、じゃららららら、とにぎやかに流れるもの、たらたらたら、と静やかに流すもの等様々で、まったく坊ちゃんには、川というものが一体何なのかよく解らない。それは勝手などで器物を流すのに女中が手荒く従えているのとは随分違っていて、坊ちゃんはその身勝手さに、ときどき憤慨したり、挙句にはささやかに脅えたりもする。しかし坊ちゃんは、川が、好きだ。聡明で、子供らしい早とちりや浅慮の無い坊ちゃんであるが、やはり、川というものは、子供の領分なのだろう。
 さて坊ちゃんが飽きずにこうして時間をさらさらと流しているうちに、ぎいい、ぎいい、と、ひどくくたびれた老木から刳りだしたのだろうか、大時代に過ぎる程の、今にも沈んでしまいそうな舟が、この河を下っていく。坊ちゃんは、老人の骨然とした船首に、亀がしんなりと首を出しているのを見る。その亀の甲羅の乾きようといったら、亀がひどい扱いを受けているのは誰の目にも明らかだった。
「おおい」そこで坊ちゃんは船の主に呼びかけた。「その亀、どうするんだい」
 さて、船主は、大変な吝嗇家の、それも年老いてそんな悪癖の脱けぬ、悪どい商人であり、今日も物の値を釣り上げてたっぷりふんだくってやろう、という魂胆だった。たまたまその日、船主には幸運なことに、のろまな亀が一匹、商人の鼻先を通ってしまった。亀にとってはとんでもないことに、すぐに商人は亀の首を二本の指で吊り上げ、乱暴に袋の中へ押し込めたのだった。それで亀はすっかり弱り果ててしまったのだった。鼈甲の紛い物のために甲羅でもはがしてやろう、肉は珍味と偽ってやればよい、と商人は考えていたのだった。それで甲羅さえ無事であればよい、と商人は乱暴な取扱をし、また亀が船の縁にやって来ても飛び込むだけの気力はあるまいと踏んでいたので何ら慌てもしなかった。そして商人は、世間慣れし、狡っ辛く立ち回ることに平気のあの連中と同じように、金の所在を一目見ただけで見抜けるのだった。
「おお、おお、この亀かい」そこで商人は、この小さな童からも一つ金を取ってやろうと思い立ち、船を止めさせた。「この亀はな、遠いところに売られてしまうんだよ」
「かわいそうに」と、性根のほんにやさしい坊ちゃんは、ひどく心を締めつけられた。亀は、もう二度と帰れないであろう水の懐かしさに堪え兼ねるように、地面に目を注いでいる。それが一層、坊ちゃんの同情を惹いた。
「遠いところって、一体どこなんだい」と、坊ちゃんは聞く。商人はさも亀を不憫に思っているような顔ぶりをして、「そうだねえ、船に乗せられるから、もう二度とこの国には帰ってこれないだろうよ」と言った。「お母さんも居るのだろうか」と、坊ちゃんは俯いて聞く。「それはいるとも。坊やにお母さんが居るのと同じさ」
「優しいお母さんだろうか」「亀のお母さんが優しくないはずがないよ、このように鈍い者はみんな優しい心立てをしているものと相場は決まっているからね」 
 商人は、鈍い者というのを打つ手の無い馬鹿者で、船を漕ぐ、物を運ぶ、墓守をする、他の天分など無い輩だ、と常々考えていたが、さも心から富める者であるように声をつくって言った。
「それじゃあお父さんはどうだろうか」「もちろん、お父さんもゆっくりゆっくり歩くのだから、やはり心の清らかなお父さんだろう」
 気立ても育ちも良い坊ちゃんは胸を締めつけられる思いだった。坊ちゃんの母は世間並みの苦労も知らぬ名家の娘であるが、子供を愛することにつけては世間の母よりもずっと秀でていて、坊ちゃんは、子にとって、母が居なくなればどんな思いがするだろう、また母は何と気に病むことだろう、と思った。そして豪気でやくざ者気取りであるが、気前が良く人の世話見の良い父のことも思い、父というものは母ほどは優しくないが、やはり子が消えれば相応に悲しむものだろう、と思った。
 それでもし自分が父母と引き離されるようなことでもあったらどうしようか、と思い、坊ちゃんは今にも涙しそうになったが、それは人様の手前、子供のように無闇に無くなどとは不作法である。坊ちゃんは平気であるように振舞い、こう訊ねた。
「そんなかわいそうな身分になってしまうというのはすぐに解ることだろうに、どうしてそんな心無いことをしてしまうのか」すると商人はさも残念そうに言った。「しかしねえ、坊や、私にも生活があり、生活するにはけだし金が付き物だ。この亀は、立派なお家の人が飼うために私がわざわざ取ってきた代物なのだよ。この亀を渡さなかったら、私はこれから商売を続けることも出来なくなるだろう。それで私も随分思い患いはしたが、こうしてこの亀を連れ去ることにしたのだよ」
 坊ちゃんは算用などの由無し事に煩う様を父にも見たことが無かったが、そこは頭のよく回る子供であるから、商人の言い分も解る気がした。そこで商人は、
「坊やがこの亀を買ってくれるというのなら、私もこんなひどいことはしないですむのだが。しかし大変な高さになってしまうだろうから、結局は同じことだな」
 と、重々しい鳴りをさせて言った。心の内では、ずいぶん簡単に引っ掛かったものだ、これはどこぞの御曹司か何かに違いないと思っていたが、そんな侮りを顔に出さないのは、騙しの名手の商人にはお手の物である。坊ちゃんはすっかりだまされてしまって、「ああ、それなら丁度持ち合わせがある。買おう買おう、是非買おう。それで亀を離してくれるならば安いものだ」と、たやすく乗ってしまった。
「ああ、ああ、お優しい坊ちゃんだ、それならこれくらいになりましょう」と、商人は一介の亀を買うのに誰がこんな、という程のひどい値段を坊ちゃんに吹っかけた。坊ちゃんは子供ながらに賢明ではあったが、何分金の有難みというものを未だ知らぬ身分であったから、あっさりと金を渡してしまった。
「ああ、これだから世間見ずの坊ちゃんは」と、商人は子供に手を降りつつ言う。その近くで、舟子があまりの強欲に辟易した顔をしたものの、商人は慣れた調子で歯牙にもかけず、金を出し惜しんだ故の安普請の船を漕がせながら、川下の市でどんな呼びの文句をやってやろうかと考えている。
 さて、坊ちゃんは、商人に手渡された亀をじっと抱きながら、ひどく震えていた。というのも、あの金は父親が宝を買うためにわざわざよこしてくれた銭であって、こんな勝手な名目で使ってはならないはずであるからである。坊ちゃんは大層落ち込みながらも、しかし亀の水に触れて潤う様などを見て微笑み、亀をそっと手から離してやった。亀は一度坊ちゃんの方を見やり、ちょっと首を下げて、ゆったり、ゆったり、と川下に向けて泳いでいった。坊ちゃんは亀の家族のことなどを考えて、また川のたおやかさに、目を奪われていたものの、ふとした拍子にやはり金のことを考えてしまう。とうとう坊ちゃんは何を見てもあじけなく物憂い心持ちで、しかし宿に帰らぬわけにはいかないので、とぼとぼと河原を去ることになった。
 宿までの道中には川を下っていくのだが、さて坊ちゃんは、川の船着き場の一群を見た。人々は皆一様に騒いだり昂ぶったりしていて、坊ちゃんは憂いを一時忘れて何があったのだろうと首を伸ばして見てみたりもするが、何分人の多いものだから中々見えない。坊ちゃんも見苦しい真似はしたくなかったから、意に染まぬ具合で立ちすくみ、また後悔に浸っていると、役人だろうか、貌容のやたらと抜け目なさそうな者たちが何人もやって来て、一団を押しのけた。それで何か、人の身体のようなものを乱暴な扱いで運び出し、顔を暗くしている船乗りらしき者たちを引き連れて、どこかに行ってしまった。弥次の連中でも匹夫などは役人に媚びでも売るつもりなのか去る一団を追いかけてゆき、女などはなべて興味を失せたのかすぐに家の厨に戻っていった。ようやく坊ちゃんは先の船乗りに見覚えがあることに気付き、急いで船乗り場の方に目をやると、依然として流れ続ける川というものの、その計り知れぬ底に、先の船がすっかり役目を果たせぬ様になって沈んでいるのを覗いた。それで坊ちゃんは、しばらくの間、金の事も忘れ、次第に日の沈む中で、音も無く沈んだままの船と、流れを止めようともしない深みの底の水を、覗く。
 気がついたころにはもう夜中で、坊ちゃんは矢庭に宿へ駆ける。「ごめんなさい」と、坊ちゃんは罪障の感も忘れ部屋に入るなり言ったが、かの人は「どうしたのか」と心配そうに聞くのみで、それでまた坊ちゃんは自分がとんでもないことをしたのだと思い出す。「ああ、ごめんなさい、ごめんなさい」と、坊ちゃんは思わず泣いてしまって、それでかの人はますます焦って「一体どうしたのか」と聞くが、坊ちゃんが泣きに泣く様子なので、まずは坊ちゃんが泣き疲れるまで待ち、それにしてもこの聡明な子がここまで泣くとは、さては大変な目に合ったのだろうと訝しんでいた。
 坊ちゃんは何を聞かれてもうんともすんとも言わぬ様なので、かの人はとうとう待ちかねて訊ねてみた。「それにしてもお前、貰った金を返すとは一体どういうことだ」
 坊ちゃんは父の意趣が飲み込めず、当て言をやられているのだと思った。しかし父はそのような素振りを見せることもなく、「ほら、あの金だ、前にお前にやった」とがさりがさりと荷物を漁る調子である。いかにもそれは、銅貨の錆具合といい、子供心には面妖に映る色合いといい、まさしく渡されたままの銅貨である。坊ちゃんはすっかり泣きやみ、「そのお金はどうなされたのですか」と聞いた。父は「いや、商売のあれこれのおかげで、部屋にこもって色々とこなしていたんだがな。黒い寛衣を召されたお方、おそらくはどこぞの貴人なのだろうが、それが突然お越しになられて、濡れた銭と安い笛などをひとつかみ、こちらに渡すなり、一礼して去っていったのだ」それから怪訝に、「あの人とはどういう了見でお近づきになったんだ」と、訊ねたが、当の坊ちゃんにもその貴人が誰かは解らなかったので、この話は結局うやむやになってしまった。
 実はあれから、川を下っていった亀は、船が沈む様を見、強欲な商人が溺れるのを見ていたのだ。それで亀は子供の憔悴していた様を思い起し、商人の服から渡した分だけの銭を取り上げ、人の姿に変り身をした。いやはや、年を重ねた亀というのは、人の老いたのよりも随分と心柄をしているものだ。亀は貴人の格好で、船乗りの中でも特に泳ぎの苦手な者を手助けしてやった。それですぐに亀は銭を抱え、かの人のもとに向かったのだ。途中、例の笛吹きがどこの料理屋からも追い出されたのにとうとう堪忍袋の緒を切らし、あの笛を投げ捨てているのを見かけた。それで亀は、あの子が喜ぶだろうと思って、その笛をわざわざ拾い、心を込めて磨いてやった。吹き手はひどい腕をしていたが、笛は実は由緒のあるもので、磨いてやると大した名器であることが解った。それで亀はこれなら坊ちゃんに贈っても僻事はあるまいと、銭と共に贈ったのであった。
 それから、亀は、徒然と河を遡っていくのであった。
 さて、かの人は、実は昔は名の知れた笛吹きでもあった。それですっかり懐かしくなり、また笛の方も大層立派なものであったので、思わず息子の前で達者に吹き鳴らしてしまった。それで坊ちゃんは父の思わぬ手だれぶりを知り、大いに喜んで笛を教えてもらおうと約束を取り付けた。父も息子の秘められた楽才に気付くこととなり、教え甲斐があると熱心に教えるようになった。
 年月が過ぎ去り、坊ちゃんは一人前の男となり、父の家業を受け継ぐことになった。商売は元来の賢智と気立ての良さでまことにうまくいった。その父から件の笛を譲り受け、今ではすっかり絶世の楽師でもある。日々多忙を極めながらも、暇などあれば、笛を吹きに河原に出向いたりする。そんなときは、今もなお、したたかな暗闇を湛える川のおそろしさと、あの日の沈んだ片割れ舟のことなどに耽りながら、誰の心にも染み渡る笛を吹くのである。
 その残響の果てしなさが、静やかな河のはざまを、流れゆくうちの、まにまに。

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